2023年9月9日

【工場建設】HACCP導入のメリットは? 

令和3年より全ての食品等事業者はHACCPに沿った衛生監理にとりくまなければならなくなりました。

我々の健康のためには大切な衛生監理ですが、制度化され、規制が多くなってしまうと、事業者にとっては悩みの種にも

なってしまうでしょう。

この記事ではHACCPの基本について解説し、工場新設に際し理解しておくべきポイントをご紹介いたします。

HACCPに対応した工場新設をご検討の方は、お気軽にワシヅ設計にご相談ください。

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目次

 

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)とは、食品の安全管理を体系的に行うための衛生管理の手法をさします。

従来の食品事業者の衛生管理の手法としては、製造ラインから、一定の割合で抜き打ちチェックを行い、

安全性に問題がないかを確認していました。

そのため、衛生上問題のある製品が抜き打ちチェックに、引っかからないという問題がありました。(恐ろしいですね、、)

しかし、HACCPは、英語表記の際のCCP(Critical Control Points)、衛生管理において重要なポイントを抑えて、

全ての出荷物を管理することができます

事前に食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)をしっかりと把握して、これらを未然に防ぐために,

特に重要な工程を連続的に監視するため「抜け漏れ」の可能性が限りなく低くなります。

 

まず、HACCPを導入すると、より効率的な監視や計測によって、安全性を高めることができます。

また、工場の生産管理機能の向上に繋がります。安全性が高まるだけではありません。HACCP認証を取得することができれば、

その工場で作られた製品は「安全だ」という製品に対する信頼度の向上が期待できます。製品の信頼度が向上すれば、

それに付随して、その製品を製造しているメーカーの信用度の向上も期待できます。

SNSが発展した近年は、特に「信頼度・信用度」がとても大切です。

 

HACCP認証を取得するための主な方法は、2点あります。

1,地方自治体が独自に定めた審査基準を満たすこと
2,特定の業界・業種で定められた基準を満たすこと

地方自治体が定めた基準は、「中小企業も取得しやすい」などの特徴もありますが、工場を新設する場所や業種によって、

詳細は異なりますので、事前にお調べすることを強くおすすめいたします!

 

HACCPは令和3年から導入が制度化されていますし、衛生管理の安全性に限らず、企業の信頼度向上にも寄与する重要な要素です。

しかし認証は一筋縄では行かず、苦労する部分もあるかと思います。

HACCPに対応した工場の新築をお考えの方はお気軽にワシヅ設計へご相談ください。

ワシヅ設計では工場の設計はもちろん、各種申請のサポートも行っております。

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